出合い

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 顔が紅潮していくのが分かった。俺は恥ずかしくなり、顔を下に向けた。その瞬間、慧人さんが俺の顎を掴んで唇を合わせた。 「可愛い顔見せて」  耳元で、そう囁かれ俺の顔はもっと赤くなる。いつもなら積極的になれるのに、今日はどうしても恥ずかい。 「凄くエロい。めちゃくちゃにしたい」  慧人さんが俺の耳たぶを甘噛みする。「ふぁっ」と俺の声が漏れる。もうどうにでもしてくれと俺は慧人さんにしがみつく。腹に慧人さんの昂りを感じ、余計に興奮する。唇を合わせ、今度は口内を掻き回される。舌で歯の裏をなぞられ、身体がびくびくと震えた。俺も夢中で舌を絡ませる。吐息が漏れる事も気にならなくなるくらい気持ちが良かった。ふいに慧人さんに抱っこされた。いつの間にかシャワーで泡を流し終わっていた。 「ベッドに行くよ」  俺は慧人さんに抱きかかえられながら浴室を後にした。
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