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泣いていたんだ。
僕はいつの間にか泣いていた。
そうきっと確かに泣いていたんだと思う。
2月の夜明け時、優しい風が雲らを運んでくる、
運ばれて行きこんな僕をチラリと流し見ながらに、
夕陽へと向かってゆくのだった。
その者たちを、太陽は優しい色彩を彼らに与え、迎えいれる。
そこに立ち尽くす僕は、まるで孤独の様でもあり、
希望に満ちた様にも見受けれる。
そんな僕はただ目を瞑り、心地よい風に吹かれながら
この世の果てなさを、内で感じるのだった。
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