おやすみ、わたし。

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『ほんとこゆきちゃんの作品きゅんきゅんすぎる〜!!読んでると幸せになるよ★』 『ありがとう♡私は海月ちゃんの小説読んでるとドキドキが止まらない〜!!海月ちゃんの小説いいよー!ってみんなに言ってる笑』 『こゆきちゃんにそんなふうに言ってもらえるの嬉しすぎる♡♡こゆきちゃんに紹介してもらえるとかもう死んでもいいw』 上位作者は、上位作者同士での交流も大事です。 お互い、そのサイトの看板作者であり、そのサイトの主と言っても過言ではありません。 『私は、この人気作者と繋がってるのよ』 そんな気持ちが絡み合い、自然と作者の派閥が出来上がっていきます。そうして出来上がった派閥は、そこらへんの下位作者を寄せ付けないような圧を放つのです。 私は、『繋がりたいと思われる』側です。恋愛カテの人気作者さんたちがこぞって私との繋がりを持ちたがります。 性格が悪いと思われるのは嫌なので、どの作者にも丁寧かつフランクに接しますが、結局よくやり取りをするのは上位作者だけです。 だって、私はサイトのトップ作者なのだから。 頂点に君臨しているのだから、私から声をかけてあげる人を選定するのは当然です。 あ、質問箱も確認しないと。 『春風先生、こんばんは! 恋愛相談にのってください…😭』 恋愛経験豊富な私に、質問箱で恋愛お悩み相談したい人を募集したところ、たくさんの相談が寄せられるようになりました。 私は時間があるときにその返事もしています。 恋愛小説で万単位の人たちをキュンキュンさせ、皆さんの恋愛のお悩みにも回答する私。 私は、恋愛のプロなのです。 万単位の人間に求められ、崇められ、称賛される存在なのです。 この、スマホの中では。
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