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そんな私が、ようやく安住の場所を見付けた。
それは、ひょんな事だった。
めずらしい蝶を見付けたためで‥‥
その蝶を追いかけて、森の中へ入って行き、その小屋に、たどりついたのだった。
中には、手作りではあるが、一通りの家具があった。
「この家具を作った人は、どうしたのかな‥‥?」
それからの三週間、私は緊張しながらも、その小屋で住み始めた。
が、元の〝主人〞は現れなかった。
実に住み心地の良い小屋で‥‥
私としては、このままここで最後を迎えても良い――と思ったくらいだった。
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