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そんな私が、湖畔で呆然としていると、湖の主が現れて、
『これは、今の場所が、お前には合わなくなっだということで‥‥
もっと違う場所へ向かえということだよ』
私は、その言葉を信じるしかないと思った。
すると湖の主は、ニッコリ笑い、
『私の方から、お前に一つ、プレゼントを与えよう』
「えっ、本当ですか。いったい何を?」
『今まで、この森の生き物たちを、色々と助けてくれた、
お前へのプレゼントとして、友人を一人、与えよう』
と告げた直後、雲ゆきが怪しくなり、雷鳴が聞こえた間なし、激しい夕立が襲った。
私は慌てて、小屋に戻ろうとした。
すると急に夕立は止み、そこに、一人の青年が立っていたのだ。
「私の息子って感じだな‥‥」
私は、つぶやきながら、その青年と握手した。
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