明日も食べたい

番外編 君に呼ばれて ※

「あん⋯⋯んっ！　タカくん、あっ！！」
「一路、タカって呼んで」

　一路の指が、必死でベッドのシーツを掴む。俺たちは何一つ身に付けずに重なり合う。
　後ろから滑らかな背中に口づけながら、俺は一路の後孔に先端を摺りつけた。張りつめた雄の先をぐっと押し入れれば、柔らかく包み込まれて体が震える。　
　一路の肉襞は、俺を誘い込むように脈打った。一気に突き入れたいのを必死で堪え、みちみちと狭いナカを押し広げながら先に進む。あまりの気持ちよさにすぐに放ってしまいそうだった。

　一路の好きな場所を狙って何度も抽送を繰り返すと、一路の腰が揺れた。

「あっ！　あっあ⋯⋯！　ンッ！」
「一路⋯⋯すげえ気持ちいい」

　ぎゅっと縋りつくように収縮する肉の甘さに、自分が益々硬くなるのがわかる。

「っやぁ⋯⋯あ！　おっきくされたら⋯⋯あ！　⋯⋯タカぁ」

　一路の声に、たまらず奥まで突き上げる。思いきり、ずんと突けば、一路が嬌声と共に前から白濁を放つ。　
　白い肌が赤く染まり。快感に震える姿にめちゃくちゃ興奮した。ナカは細かく震え、俺はもう限界だった。

「一路、いちろ。すごく気持ちいいよ。ね、出していい？」
　細い腰を掴んで雄を突き動かせば、一路は背を反らしてびくびくと跳ねる。
「ね、出したい。⋯⋯一路のナカ、俺でいっぱいにしたい」

　独占欲で目の前が赤く染まり、俺は再び一路を突き上げた。その瞬間、ぎゅん、と一路の中が締まる。
「あっ⋯⋯一路、だめだ。もうイクッ」
　俺は夢中で一路の腰を掴んで、奥まで深く深く突き入れた。

「ん――――っ！」
「⋯⋯ァ！　一路ッ⋯⋯！」

　一路の肘が崩れて、ベッドの上に上半身が倒れた。自分の中から熱い熱の塊がどっと放たれて弾け飛ぶ。驚くほどたくさんの量が出続けて、繋がった間からシーツに滴り落ちていく。何度も夢中で腰を打ちつけるたびに、淫靡な音が辺りに響いた。