天体観測

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ふと、暗闇の中で目が覚めた。 寝直そうと姿勢を変えるが、寝付けそうもない。 気分転換に外の空気を吸おうと思い、カーテンを開けると私の中で時間が止まった。 瑠璃色(ラピスラズリ)の空に金色の星が光り輝くなかで何百、何千の流星が尾を引いていた。 時刻は真夜中。道路を走る車は一台もいない静寂そのもの。 鳥や草木も眠りにつき、ただ漆黒の闇と静かな静寂がその世界にあった。 外灯以外の光はなく、地上の時間が止まってしまったかのように思えた。 しかし、地上の時間が止まっても唯一動いている世界があった。天の海。 宇宙という神秘の世界は、地球の時間とは関係なく独自の時間を刻んでいた。 私はそのまま空が瑠璃色からスカイブルーに変わるまでずっと空を見ていた。
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