彩調の欠片

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『この様な、挨拶や行動、無礼をすみません。私は今回の写真を担当した    青羽(かなで)です。 あなたが私の写真を手にしていたのでまさかとは思いましたが、そのまさかでした。 中学時代、肺の病気の為にサッカーを続けられなくなり荒れていた自分に声をかけてくれた。 コンビニで声をかけてくれて、少しおやつを食べてこの写真を取ってくれた。 その時に本当に救われました。 あの時撮ってもらった一枚の写真。 自分が見ても、両親が見ても、綺麗で他の人みたいと。写真一枚でここまで人の心を動かせるものだと。 あれから私は写真の道を進む事を決意しました。 あの時写真をもらったのは二度と悪いことをしない様に、それだけだったと思っていましたが、この写真が彩られて見えたのは…多分もう一度、あなたに会いたいと期待していたからだと。 名前も聞かなかったのに会いたいと言うのは失礼ですが…、 良かったら連絡をください。 因みに撮った写真はこの日撮れた私なりの一枚です。』
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