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「…今日の事を忘れない様に…。」
「?」
「…ううん、なんでもない!あははっ!」
私は笑ってりさちゃんに返事をした。
しかし思い出した。
私は確かに青羽君と遊んだ。少女漫画なら翌日学校で、そうじゃなくてもこの同窓会で再会するものだけど。
ワタシは同窓会の会場を見渡した。
「…居るわけないよ。別の学校だったもん。」
私はやっぱりアイドルやイケメンに憧れながら追いかける。そこで追いつくというのは私の運命ではない。
「…でもその青羽って人カッコいいから本当にアイドルみたいね。」
「まあな。でもサッカー辞めてからなんか色々どうなったか知らないし、アイドルになってたら多分噂になってるよ。」
「…よし、またMASATOに癒やしてもらう!」
りさちゃんに大福君の話を聞いて私は開き直っていた。
そのまま同窓会は終わった。
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