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「大家君、今日はありがとう。
また明日ね。」
そう言って大家君と別れた。
この時は知らなかった。
大家君が背を向けて歩き出す私に向かって、可愛い顔からは予想だにしない悪魔の様な微笑みに変わっていた事を。
「翔が馬鹿だから、罠に嵌めるのも思ったより簡単だったよ。
僕は欲しいと思ったら、どんな手段を使ってでも手に入れる。
榊さん。いいや、美穂。
もうすぐ、君は僕の可愛い恋人になる。」
しなやかな獣に捕食されかけてるとは…。
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