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ぷろろろろろろろろろーぐ
拝啓、まま、ぱぱ、ぶーちゃんにみっちゃん。
桜咲く、春のこと、
ぼく、井森一太、(イモリイチタ)
中学卒業しました。
楽しかった学校生活。
きっと何年たっても忘れることはないでしょう。
入学当初は、ヤンチー中学だったことにびびり散らして、おもらししちゃったこともありましたね。
となりのクラスの武住(たけすみ)君のことを読み方わからなくてブス君って呼んでしまい、必殺飛びげりをくらっちまったこともありました。
ゴミ出し日を間違えたからてきとうに倉庫に押し込んどいたら、皆が集会?でつかってる倉庫で、総長?早朝?がでてきて、ふるぼっこにされちゃったこともありましたね。
それも今となっては笑い話、いい思い出です。
でも思い出は思い出、未来にその思い出を持ち越すつもりはありません。
(要するにもう関わりたくないし離れたい。)
楽しい中学校生活だったけれど、心機一転★
新天地で自分の人生、リスタートさせるつもりです♪♪
っていっても、俺の家ビンボーだからお引っ越しなんてできないので★隣町の共学なんだけどね♪
待ってロ俺の青春LIFE!
待ってロ未来の彼女★───!
ハテサテ、
早速今日はお家に帰って叔父さんと卒業パーリィ♪
「ヤッハロー♪叔父サンチーム♪
井森一太、卒業式を無事、終了いたし、ただいまご帰還なさったゾ♪」
シ─────────ン
あれれっ今日はご機嫌悪いのカナ?
「オジジ~ッ夕飯はオジジが好きな、カレーライスにするのでご機嫌治して下さいよ~ッ」
声が聞こえないのでリビングの扉をあけて除いてみるが、やはりオジジ 不在。
その代わりに紙切れが机の上に置いてあった。
「なんじゃこりゃ。
俺、夜逃げ致す。探さんといて下さいッてか(笑)
ナニナニ~?」
《俺、夜逃げ致す。探さんといて下さい》
「ファ~~~~~!?
内容はおろか、文章までオール百点~~!?」
井森一太、絶体絶命!!
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