魔の一週間

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ガチャッ 「おつかれ〜井森!ハンバーグできてるよ〜!」 「おつかれ」 「ただいまっ。」 時間は10時過ぎ。 俺が疲れきって部屋に戻ると、既にテーブルにはご飯が用意されていて、2人は俺の漫画をゴロゴロしながら読んでいた。 「ごめん、またせて」 「きにすんなー! 俺らもぺこぺこだから早く食べようぜ!」 「うん、!」 俺のために待っててくれたのか。 もうほんとにラブリーすぎる。 食欲もなくなるほど疲れていたが、2人の顔を見ると、そんな疲れもすっかり吹き飛んだ ─────────── 美味しいハンバーグを3人でたべて、2人とは今日は早めに解散した。 「よし。。!!!」 生徒会室から持ち帰ったパソコンを開いて、参考書を見ながらふたたび資料を作る。 これは別に会長が頑張ってるからとか、会長の思いに感銘を受けたとか、そんなのじゃない。 そもそも、自分のことを嫌って、排除するような連中もいるんだ。 そいつらの為に頑張れるほど、俺だってお人好しじゃない。 「大好きな2人に楽しんで欲しいから、 べつに……それだけだ」
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