おやすみ

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 そろそろ帰るということになり、私は日和ちゃんのところへ行って小声で「行きましょう」と言った。日和ちゃんは私のスカートを掴んだ。  星奈は玄関までお見送りに来て「明日、学校でね」と言った。私は笑顔で頷くと神社に向かうことにした。赤い傘を開く。日和ちゃんは幽霊だから濡れないのだが入れてあげた。  住宅街から駅に行く途中に神社がある。比較的大きい。私は日和ちゃんと鳥居を抜けると「おやすみ」と言った。日和ちゃんは目を瞑った。これで怨霊も眠って天国に行けるだろう。私は神社の参拝をして帰路に就いた。
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