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森の中は暗く静かで
新鮮な冷たい空気が流れ
聞いたこともない鳥の声が響き
見たことない花々が咲いていました。
辺りの景色に見とれて
女は
「この先危険、マムシ、注意!」
と書かれた看板にも気付かず
どんどん歩いて行くと
何か、ヌルリとしたしたモノを踏みつけ
驚いて見おろすと
茶色い小さな
鎖模様の蛇が
彼女の足首に巻きついて
小さな牙を剥いて
今にも噛み付くところでした。
アッと叫びましたが
もう遅く…
彼女は
みるみる気が遠くなって
バタリと、
その場に倒れてしまいました。
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