おやすみ-5

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おやすみ-5

止まった時計はもう 時を刻むこともないまま 引き出しの奥で眠ってる その隣に用済みの 誰かに貰った指輪がひとつ 捨ててしまうことも考えたけど いつの間にかの終焉の地 どうでもいい思い出だけ 消え去ったとしても 売ることもあげることも できないままに いつかなくなってくれることを ただ願うのは これが私の元に来た瞬間だけ その瞬間だけは それまでで一番幸せだったから くれた相手なんて もう名前すら覚えてないのに その時の笑顔だけは 誰かに重ねて思い出すけど 愛も未練も何処か彼方に ※rapocinna6月27日より
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