おやすみ-6

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おやすみ-6

目を閉じて思い出す 知っている海の色は 黒いような青いような そんなぼんやりとした 何の慰めにもならない色を湛える 委ねる身と静かに溶け合い 包まれる静寂に手を伸ばし 見つからない答えを探す時 色がなくなり差し込む日差しに 目を細めて見つめた先に 見つけた答えを手にして 振り返ればまた一つ 何か大切なことを無くしていた 全部は持っていけないことは 知っているけど人は 捨てるカードを時々間違えてしまう でもそこからどんな役で上がるかは 運だけじゃ語れないよ あの海を黒にするのも青にするのも 自分1人の力じゃないから まだ終わりじゃない 手元にあるカードはまだ使い切ってない 行けるところまで行こう まだ動けるなら ※rapocinna6月25日より
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