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僕はダッシュで図書館に向かった・・・。 そして図書館に着いた。 図書館の出入口に着いた途端に土砂降りの雨が降ってきた・・・。 よかった・・・間に合って・・・。 そして夕立ちが降っているのを見ていたら、猛ダッシュでこっちに走ってくる女の子がいた・・・。 「ハアっハアっ・・・濡れちゃった・・・夕立ちのバカ!!」 その女の子はびしょ濡れ状態だった・・・。 大丈夫だろうか? 風邪などひいたら大変・・・。 ハンカチあるかな?とカバンを探った。 よかった。ハンカチあった。 小さいハンカチだから役に立つかわからないけど・・・。 「ねぇ君これよかったら使って」とハンカチを渡した。 そして女の子は「ありがとう」とハンカチを笑顔で受け取った。 その女の子の笑顔になぜか心臓がドキドキした・・・。 どうしたんだろうか?なんかドキドキする・・・。 「小さくてごめんね?」 「ううん。ありがとう。ねぇ・・・もしかして龍くんじゃない?」 龍くんと呼ばれたのは遠い昔だ・・・。 そして龍くんと呼ぶのは、1人しかいない・・・。 あかねちゃん・・・もしかしてあかねちゃんなの? 「え?どうして僕の名前知ってるの?」 「やっぱり龍くんだ!私あかね、角居(すみい)あかね。覚えてるかな?」 「あかねちゃん。覚えてるよ小学2年まで僕の隣の家に住んでたよね」 「うん。そのあかねだよ。覚えててくれたんだ。私嬉しい♪」 「どうして僕だって気づいたの?」 「だって、龍くん変わってなかったから。あの頃のまま成長してるんだもん・・・。すぐわかったよ」 「そんなに変わってないのか僕は・・・。ちょっとショックかも・・・」 「ごめん・・・。でも龍くんはあの頃と変わらずかっこいいよ」 「そう?ありがとう」
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