女帝毛女郎 弐

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「なら、黙って見てろ。毛女郎の生き様をしっかり見ろ。」 悟空はそう言って天蓬から手を離した。 「黄風。アンタはここで私に殺されて死ぬんだよ。」 「アハハハ!!馬鹿言ってじゃないわよ!?私だけが死ぬですって?」 黄風は笑いながら嫌な笑みを浮かべた瞬間だった。 グサクサグサッ!!! 毛女郎の足元から黒い刃が現れ、毛女郎の体を貫いた。 「え…?ゴホッ!!」 「毛女郎…っ!!!」 天蓬が慌てて毛女郎に元に走り出した。 「死ぬならアンタも道連れだよ毛女郎。」 黄風の言葉が悟空と天蓬の耳に響いた。
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