濃い人 ~コイビト~ 【海水浴編】

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───翌日 『お、豪太、宏海!』 『こっちこっち~♪』 『お前ら、遅いぞ!』 『遅刻だぞぉーっ!』 『────え?』 あれ? なんか知ってる顔が…… クラスの皆……が ウジャウジャ… いる…気がするんだけど… 幻? いや、 暑さのせいかな…… 『あー、はいはい。  ごめんね?遅くなって。』 驚いた様子もなく ごく自然に皆の輪の中に入っていく 宏海。 『……え?』 あれ? これは……… 幻でも暑さのせいでもなく…… やっぱり、目の前のクラスメイトは…… 本物…… ん? あれ?? ──って事は…… 『……………あ/////』 俺、てっきり 「2人きり」=「デート」だ…、 って 思い込んでたけど…… 違ったんだ…////!! うわー//// 俺、浮かれて イルカの浮き輪とか 持ってきちゃったよ…//// ───って、いや! そんな事より……! 毛!! 毛だよ!毛っっ! 宏海と2人だと思ってたから 全然!な~んにも! 処理してないんだけど!! 『広海くぅん、こっち来て~♡』 『写真 撮ろうよ~♡♡』 お、女の子もいるってのに ボーボーなんだけどっ!! 『うわわ……どうしよう…💦』 宏海に見られるのは全然いい。 (いつも見られてるし) 知らない人に見られるのも まあ仕方ない。 でも…さすがにクラスのみんなに… しかも女子に見られるのは… ちょっとだけ… いや、かなり恥ずかしいっ///!! つか、宏海ぃぃぃ! なんで 昨日 言ってくれなかったんだぁぁ!! どうすんだよ、この毛~~~っっ!!
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