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───夏がきた。
1年前までは大嫌いだった、
………でも
今は大好きな、暑い暑い夏が
今年もやってきた ───
☆
☆
『ね、豪太ぁ。』
『ん?なんだ?宏海』
終業式が終わった学校の帰り道。
隣を歩くは、去年の今頃
女の子とプールに行くため
全身を覆い尽くす毛を
剃るか剃らないか悩みに悩んでいた俺と
すったもんだの末に
「コイビト」となった同級生の宏海。
俺の事を“クマさん”と呼び、
モジャモジャな毛ごと愛してくれる
愛しいコイビトなんである。
『明日、海 行かない?』
『……海?明日?急だな。』
『うん。だって去年の夏はさぁ、
エッチばっかりしてたじゃん?
付き合って最初の夏休みだったのに
どこにも行かなかったからさ~。
今年は色々 出掛けたいな~と思って♡』
『あ、ああ…………///
そ、そだな、うん………/////』
……だよな。
せっかく「コイビト」になったとゆうのに
どこにも出掛けず
ひたすら どちらかの家で エッ………/////
『───っっ/////そっ、そうだなっ////
今年は いっぱい出掛けようっ///!』
『うん。いっぱいね。
まあ、エッチもいっぱいするけどね?』
『だなっ、…─────え?/////っっ』
『ふふ。楽しい夏にしようね♡』
『………お、おう…////』
『楽しみ~♡』
『おう♡』
そ、そうだよな!
今年もきっと
楽しい夏になる事
間違いなしっ!
宏海と一緒なら!
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