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「それでやることって?」
「リルはまず外で行動できるように太陽光になれる必要がある。今のこの少しの光でここまでバテてると森の外に出た時確実に灰と化すからな。」
「おーまいごっど。」
頭を抱え絶望してます感を出しているが棒読みの言葉が全てを台無しにしている。
「まあこれに関してはフードもあるし普通の生活に支障が出ない程度には慣れるはずだ。人間領に行けば解決策のあてがあるから心配するな。」
「おけ。とりあえずこの弱りきったマイボディを鍛え直す。」
むん。と右腕を曲げ力コブを出そうとするがそこには可愛らしい女の子の二の腕があった。
「プニプニだな。」
「えっち。」
二の腕を触りそう言うとリルは顔を赤らめながら不本意な言葉をなげかけてきた。
「リゼルはどうするの?」
「俺はこの先人間領で暮らすことを考えたら能力を制限しないといけないからな。その調整と慣らしをする予定だ。」
「確かにリゼルのアレは卑怯。チートもいいところだから弱体化は納得。」
リルにそう言われるとやっぱりチートだよなと再認識できた。
俺の能力はヴァンパイアとしての弱点がない上に基礎能力は魔王とタイマンしても勝てる。しかも割と余裕で。
魔法も使えるし魔力も豊富。その上固有魔法の血属性と空間属性も使える。
そして一番のチート要因が固有スキルだ。
固有スキルは魔族、人間に関わらずほんの一部だが取得している者がいる。俺もそのうちの一人だがスキルの内容が自分で言うのもなんだがチートだと思う。
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