あとがき

1/1
36人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ

あとがき

◆ どうもこんにちは、林トウヤです! この度は【killer】をご愛読頂き、ありがとうございました! 今回はゾンビというものに初挑戦してみました。 ゾンビ作品は良いですよね! 人間が日常の中でひた隠しにしていたものが垣間見える緊張感、絶望感……大好きです。 そんな作品を描いてみたいと意気込み、執筆してみた感想を一言で申しますと、ただただ難しかったですっ。 銃ってどんな構造になってるの?!とか、お金に貪欲で姑息なオジさん(ムッシュ)って、この場合どう動くんだろう!?などなど。 四苦八苦はしましたが、自分自身、描いたことないものを書き切ったことで得るものはたくさんあったので、良かったなぁと思います。 はい、作者の嘆きはこのへんまでにしておきまして笑、ここからは【killer】について語っていこうと思います。 本作品のイメージカラーはグレーなのですが、これは何故かと申しますと、悪の組織により生み出され正義の味方として政府に利用されている【killer】のジェフを、表しています。 悪の黒と、正義の白。 【killer】としてではなく、黒と白のどちらにも染まらずに、人間として自分の正義を貫こうとするジェフの姿を色で表し、黒と白の間をとってグレーにしました。 ヒロインのサラちゃんですが、前編の終盤では「此処では違う場所で、幸せになれ」とジェフに告げられてしまいますが、彼女はその言葉を無視して、最終的には3年の昏睡状態の後に3日間しか活動できない彼を、支えていく人物となります。 時と距離を越えてでも彼を愛そうとするサラちゃんは、ヒロインの中のヒロインですね。 他の登場人物たちも、それぞれの想いを胸に【killer】という存在に向き合っていきます。 BADENDでは主人公のジェフは死んでしまうという悲しい結末になってしまいましたが、物語自体はどこか希望の感じることのできる終わりを目指して、このような形で幕を閉じてみました。 TRUEENDでは、全員が助かるという最高にハッピーなエンディングにしてみました! そしてエンディングによって、ジェフとサラの息子の名前が違う、という内容になっております。 サラが付ける名前には、亡き夫ジェフにちなんだ名前、グレイという名前を。 ジェフが付ける名前には、世界の救世主となる”光”という意味の、ルミエールという名前がつけられています。 どちらの名前になったとしても、彼らの息子は愛されて名づけられているということですね。 どちらが好みかは、読者様によっては分かれると思いますが、どちらもお気に召して頂ければ幸いです。 ではでは、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました! ◆Special thanks All of you who read a work (作品を読んでくださった、あなた様) .
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!