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「あいつ絶対、後で殺す。悪ぃまた後で」
そういい残してハルもミツルや響がいる方に向かい、
響に蹴りをいれて、二人で楽屋の方に向かおうとする、
俺に気を使ってかハルはあまりミツルと話はせずに
響より先を行くが、
なぜだか響はミツルをからかうのではなく、
エミの耳もとで何かを囁いたあと
純の方をチラッと見た気がした。
まったく何を考えているのだろうかと
意味もわからずにいると、
一度行った春がミツルの所に戻ってくると、
自分の付けていたんネックレスを
ミツルに預けてまたすぐに行ってしまった。
二人がうまくいっているんだということが、
そのネックレスを嬉しそうに見つめる
ミツルの表情で分かった。
一息つき俺と純はカウンターの内側にしゃがみ込み
煙草を吸った。
憎たらしい笑いで俺を見て純は言った。
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