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だろ?っと俺が言うと
隣にいた純に気がつき響が固まった。
「なに?知り合い?」
純に問いかけると小さく頭を振った。
何も言わずにじっと純を見続けた後に
また客席の方を見て
舌なめずりをして背をむけたまま振り返り
「可愛い子見つけたから俺いくわ」
おちゃらけて言った後、
まるで台風のように去っていった。
「あいつ女癖わるそうな」
そう言った俺に春は
「昔はな・・・」
っと嬉しそうに笑った。
純が、あっ・・・と声を漏らしたので視線の先を見ると、
響が春をからかうためかミツル達に近づいて行った。
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