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「や……ごめ、なさい……っ、友弥、さん……!」
慌てて謝った、確かに脇腹は弱い、そこをまさぐられれば本当に拷問のようだった。だが途端に友弥は微笑み、手は再度奈々の乳房に優しく触れる。
「……あ……っ」
指が先端の固いものをこすって摘まみ、引っ張る。これはこれで拷問の続きなのかと思うが、込み上げてくる快楽と熱に奈々は身を任せた。
はあはあと深い呼吸をしながら全身から力が抜ける奈々が愛おしかった、友弥はその先が欲しくなる、もっと秘密の場所を探りたい。
手を下げ、パジャマの上から足の付け根に滑り込ませた。奈々がわずかでもすぐに足を開いたのは、そこにある快楽を知ってのことか。
布地の下のあるものを思い浮かべ、指を這わせる。張りのある肉のふくらみを爪で掻き、くぼみに指の腹を押し付けると、奈々の体が震える。
「んっ、ぶちょ……友弥、さん……っ」
切ない声で呼び、わずかに腰を動かしたのがわかる。
「奈々」
呼べば息をつめて反応した、パジャマ越しにじわりと染みてくるものを感じて、友弥は奈々のパジャマと下着に手をかけ開いた。
色白な下腹部はひきしまっていた、その下にある恥丘にある毛の集まりは薄く見える、さらにその奥に指を侵入させたが──、
「──やっぱりやめよう」
すぐさま手を引き抜いた。
「ええ!?」
奈々は抗議の声を上げる。
「ここまでしておいてお預けですか!?」
「ああ」
友弥は奈々の肩に掛けていた手までほどき、テーブルにあるまだ熱いお茶を一口飲む。
「意気地なしっ」
可愛く罵る、職位や年齢を気にしてだろうと思ったからだ。
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