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「お前が他の奴と寝たのがムカつくくらい、お前が大切なんだよ」
帰りの車で寝ている翔に向かって呟いた。「そんな事言ってもお前は信じないだろうけど」浩輔は再び呟き、翔の髪の毛を撫でた。むにゃむにゃ言いながら寝ている顔が可愛くて仕方ない。翔は軽い振りをしながら面倒な奴だ。精神安定剤を常備しているくらい。他人を信用出来ない奴だと言う事は分かっている。だから、俺も軽い振りをして翔に向き合う。それが一番だと思っている。たまに堪え切れず今日みたいな事をしてしまうのは申し訳ない。翔をずっと守ってやりたい。ずっと傍に居てやりたい。翔から「もういい」と言われるまで。だから、これからも近くでお前を見守ってるよ。翔、俺はお前が大好きだ。
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