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②
浩輔の後に続いて、ベッドルームに入る。ドアを閉めると浩輔が振り向き、覆い被さる様に顔が近付く。唇が触れ合う。俺は抱きすくめられながら、身体を強張らせた。唇はどんどん深くなる。舌が絡まり合う感触に、身体の力が抜けていくのを感じた。
「あ、、ふぅ、ん」
重なり合う唇から吐息が漏れる。口内で浩輔の舌がいやらしく動く。角度を変えて貪られると、理性が飛んでいく。俺は浩輔に抱き付き背中に指を食い込ませ、残っている少しの理性を保たうとした。すると、唇が急に離れた。少し淋しい気がして、浩輔の顔を見る。
「俺は怒ってるんだからな」
浩輔はそう言い、向きを変え俺をベッドに押し倒した。サイドテーブルから何かを取り出した。何度か使った事があるそれを、俺の手首に装着しようとした。俺は身体を捩り、抵抗する。
「やだ、それ嫌だ」
「悪い子にはお仕置きしないとな」
所謂、拘束具というやつだ。慣れた手付きで俺の手首を頭の上で拘束する。浩輔がまたサイドテーブルを開け、ギャグボールを取り出した。
「これも付けておくか」
「それ苦しいから嫌だ、ねぇお願い、やだよぅ」
「お仕置きなんだから我慢しろ」
ギャグボールも装着すると、浩輔は俺のシャツを捲り上げた。浩輔は右手で胸の突起を潰す様に撫でる。もう片方を舌で転がした。舐めたり、吸ったりとを繰り返す。
「ん、んんん」
執拗にそこを攻められ、俺の理性は飛んでいった。右手を俺のGパンに伸ばし、器用に下着まで脱がせていく。舌はまだ胸を攻め続けていた。中々、肝心なところには触れてくれない。それがもどかしくて、腰を踊らせた。
「触って欲しいのか?」
「ん、ん」
「触らないよ。お仕置きだからな」
「んー!んー!」
「だーめっ。それに翔は触らないでもイケるもんな」
浩輔はそう言うとニコッと笑った。そしてローションを手に取り、俺の密部に指を這わせた。ねっとりと入口を解していく。密部を少しずつ広げていく。指を中にも挿入し、掻き回した。俺は声にならない声を上げ、目をぎゅっと瞑った。
「挿れるよ」
浩輔を見るとスウェットを下ろしていた。そして、大きくなった肉棒を俺の密部にあてがった。そのまま一気に押し込んだ。
「んーーー」
俺は身体を強張らせた。お腹いっぱいに浩輔が入っている。浩輔は最奥で止まった。ギャグボールが涎でベタベタだったが、俺はもうそんな事を気にする余裕はなかった。浩輔は焦らす様にゆっくりと中を掻き混ぜる。ぐちゅぐちゅといやらしく音が響く。浩輔に抱き着きたかったが、腕が拘束されていて叶わなかった。肉棒が引き差しを始めた。触られてもいないのに果てそうだった。快感で身体がビクビクと痙攣した。俺は限界に達し、意識を手放した。
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