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こんなの憂さ晴らしの一つに過ぎない。学校生活は常に苛立つ事ばかりだけど今日は特に気が狂いそうなほど苛々した。こういう時は快感に身を委ねるのが一番手っ取り早いけど毎度毎度後腐れのない女を探すのも面倒だ。だから今日はこいつでいいかと、諦めにも似た感情だった。
後は…そうだな。
馬鹿げた事を言うその口を塞いでやりたかった。喉奥まで何度も突いて、二度とあんな事を言えないようにしてやりたかった。
おずおずと伸びてきた手がベルトを外し始める。その拙い手つきに欲情なんてするわけもなく。こんな事でもたついてんじゃねえよと、ますます苛立ちが募るだけだった。
「先から舐めて、徐々に濡らしていって」
「…っ…」
もしこの女がこの事を学校中に吹いて回っても、誰もこの女の言う事なんか信じない。百人中百人が俺の主張を信じるだろう。そこまで踏んだ上での行動だ。
「ちゃんと手も動かしてくんないと勃たないんだけど」
「っごめ、なさ…」
「あ、喋るの禁止ね。萎えたら意味ないし」
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