152人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
それから私と明音はどんな時も一緒に居た。本当に四六時中、2人で居た。
一晩中、いろんな話しをした。
明音とは偶然にも好きな漫画やアニメが全部一緒で、それぞれに好きなキャラをシーンを語り合った。
私は明音と居るとずっと笑顔だった。悲しい事も全部忘れられた。
これが本当の友達なんだと、心からそう思えた。
明音だけが、私を救ってくれた。
「ねえ、明音」
「うん?なあに、舞子」
だって明音は私のために泣いてくれたの。
「今度さ、一緒にクレープ食べに行かない?」
「クレープ?」
だって明音は私が笑ってたら笑ってくれるの。
「そう。駅前に新しく出来た店があってね、すごく美味しいんだって」
「うわぁ、いいね!行こう!私、いちごと生クリームのやつが食べたいなぁ」
「え、偶然。私もクレープ食べるならいつもいちごと生クリームのやつ食べちゃうの」
だって明音は私といっぱい約束してくれるの。
最初のコメントを投稿しよう!