夜もすがら

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それから私と明音はどんな時も一緒に居た。本当に四六時中、2人で居た。 一晩中、いろんな話しをした。 明音とは偶然にも好きな漫画やアニメが全部一緒で、それぞれに好きなキャラをシーンを語り合った。 私は明音と居るとずっと笑顔だった。悲しい事も全部忘れられた。 これが本当の友達なんだと、心からそう思えた。 明音だけが、私を救ってくれた。 「ねえ、明音」 「うん?なあに、舞子」 だって明音は私のために泣いてくれたの。 「今度さ、一緒にクレープ食べに行かない?」 「クレープ?」 だって明音は私が笑ってたら笑ってくれるの。 「そう。駅前に新しく出来た店があってね、すごく美味しいんだって」 「うわぁ、いいね!行こう!私、いちごと生クリームのやつが食べたいなぁ」 「え、偶然。私もクレープ食べるならいつもいちごと生クリームのやつ食べちゃうの」 だって明音は私といっぱい約束してくれるの。
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