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「足止めは私にお任せ下さい!アイスウォール、駒ヶ林K09!!!!」
かもめがゲートセイバーを横に振ると横一列に氷の壁ができた。
「ダブルウインドスラッシュ、名谷S12!!!!」
一西と大西が同時に攻撃をすると近付いてきたフィーべ達は全て消滅した。しかし後を追うように次々とフィーべ達が現れた。
「次から次へとキリがないな……。」
「お兄様方、ここは一気に!!!!」
「そうだな。」
一西が返事をすると3人は頷いた。
「ハイスピードブリザード、新長田S09×K10!!!!」
4人が同時に攻撃をすると周りにいたフィーべは全て消滅した。
「ほぉー、なかなかやるではないか……。」
「っ!!!!」
「人間の結束力……。破壊したくなるなー。」
ファフニールはそう言うと4人に向かって攻撃をした。
「ファフニール!?!?」
「おっとー、どこ見ているのかなー?」
ロキはそう言うとよそ見をしている奈央に向かって攻撃をした。しかし攻撃は鏡によって跳ね返された。
「ギリギリセーフ。」
「だけど日比谷!!!!」
「私達だけじゃ厳しいわね……。」
奈央がファフニールとロキを交互に見るとロキが白楽に向かっていることに気付いた。
「しまった!!!!」
「東横、避けて!!!!」
奈央が白楽に向かって叫ぶと白楽はロキの攻撃を受けた。飛ばされた白楽を奈央がキャッチするとロキの手には指輪があった。
「アンドヴァラナウトは受け取ったよ。どうもありがとう。」
「っ!!!!」
「だから君達にはもう用はないよ。」
ロキはそう言うと足元に魔法陣を展開させた。
「これで終わりだよ。ヘルヘビーブリザード!!!!」
指輪をはめた左手から技を繰り出すと橙色の光によって消滅した。
「まだまだだねー、東横?」
「君達が来るまでの時間稼ぎができただけ褒めて欲しいんだけどなー、2人の銀座さん。」
白楽がそう言うとニコりと笑う憐と和歌葉が立っていた。
「れ、煉瓦倉庫にいたフィーべは!?!?お前らが来ないようにたくさんいたはずなのに!!!!」
「私達の足止めですって?あんなのが足止めとか笑えますわ。」
「この!!!!」
「闇の力を持つものよ、我の言葉はお前の身動きを封じる。」
憐がそう言うとロキの身動きが封じられた。
「あぁー、もう!!!!この光景、前にも見たことがあるんだけど……。」
「ふふっ、そうだったかしら?」
「その笑い方、確信犯じゃん。」
「だってそうでもしなきゃ、来ないでしょ?」
呆れる雅和に対して憐がそう言うと「流石だねー」と言う声が聞こえた。
「僕のこと待っててくれたんだー!」
青六は赤四と共に現れると白楽を見てニヤりと笑った。
「あれ?そこに居るのは記憶喪失のお兄ちゃんじゃん!」
「っ!!!!」
「もしかして僕の仲間になるために神戸に来たの?」
「違う。」
「じゃあ、どうしてここにいるの?だってお兄ちゃんはいつも僕の味方だったじゃん!!!!……と、言っても記憶が無いから意味が無いか。」
青六はそう言いながら白楽の目の前に立つと抱きしめた。
「お兄ちゃん、僕のこと助けて。」
「……何か勘違いをしていませんか、渋谷線?」
「えっ?」
「私のことを兄と呼んでいいのは彼女だけですよ。」
「まさか……!!!!」
青六が何かに気が付いた瞬間、青六の身動きは封じられた。
「あはは……。まさか記憶が戻っていたなんて……。」
「予想外でしたか?」
「もちろん……。次から次へと僕の敵が出てくるなんて想定外だ!!!!」
青六の瞳がダークオレンジに輝くと周辺が爆発した。
「お前ら……絶対に許さない……。1人残らずこの場で倒す!!!!ロキ、指輪を預かるよ。」
「えっ!?!?話が違う!!!!この指輪は僕のものって!!!!」
「いいから!!!!君は僕の命令を聞け!!!!」
青六は強引にロキから指輪を奪うと右手にはめた。
「地獄の炎よ、目の前にいる者を焼き尽くせ!!!!」
「それは俺の炎で打ち消されるんだぜ?」
雅和が魔炎聖神剣を横に振ると2つの炎は打ち消された。
「邪魔をするな、丸ノ内線!!!!」
「それなら大人しく撤退することだな。」
「そんなことする訳ないじゃん。赤四、アイツの相手は任せた。」
青六がそう言うと赤四は「了解した!」と返事をして雅和に向かって攻撃をした。しかしその攻撃は氷となって粉々に砕け散った。
「俺らも相手するよ?」
蒼と基幸が雅和の前に立つと赤四は舌打ちをした。
「銀座、ファフニールの元には日比谷と千日前、堺筋が向かった!!!!」
「オッケー。じゃあ、ボクらはこっちに集中できるということだね!」
蒼の言葉に憐はそう返すと6人は頷いた。
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