夢から覚めたはずなのに

9/17
前へ
/17ページ
次へ
『楽しかったわね。樹くんカッコ良かったし!カクテル美味しかったし!あなたと一緒に来られて良かったのかもしれないわ』 『うんうん。あたし達、好みのタイプが同じなのかな?』 顔を見合わせながら二人はふふっと笑い合った。 『そうかもね。ねぇ、良かったら、また一緒に行かない?』 『わぁ!あたしもそう思ってたところ!連絡先、交換しとくぅ?』 スマホを取り出し、OL達はいそいそと操作をした。 新しい繋がりが出来る時はドキドキする。 しかもお互いの好みのタイプという推しが出来たのだ。 またあの大人な空間へ足を踏み入れるのがとても楽しみだと感じたのだった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加