遠い夏の思い出

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遠い夏の思い出

b25f6202-58f6-4290-8307-a5212e5a4063 学生時代の夏休み。 友だちとふたりで一緒に、観光ホテルでの住み込みバイトに応募した。 日本の色々な場所から働きに来ていたアルバイトたちは、昼休みはドライブ。夜は約20人で飲み会の日々。 私はひとりだけ、ホテル内のラウンジにウエイトレスとして配属。 勤務時間も、みんなと違った。 時々参加するドライブや飲み会で、食事の配膳やベットメイクの話を、新鮮な気持ちで聞いていた。 仕事が大変と文句を言いながらも、みんな楽しそうだった。 比較的短めの契約期間が終了して、私たちがホテルを離れる前夜。 友だちと、もうひとりの3人で夜の湖畔を散歩することになった。 清潔感があって、スラリと背が高い男の子。その時に初めて会話をした。 私の職場は他にマスターしかいなっかたので、誰のこともよく知らなかった。 翌朝で、みんなとお別れ。 そのはずが、その後の何年間も楽しい交流は続いたの。 男の子と3人で湖畔を散歩した件は、 『友だちに頼んで、好意を寄せてる男の子を呼び出してもらって、夜の湖畔を散歩した』とバイト仲間に誤認されてたみたい。 それ以降、その男の子から私に流れる、少し甘い雰囲気。 自分に片思いしてるハズの女の子に、優しくしてくれてるのかな?と思いつつ。 夜のお散歩の実情も言えず。 そのまま月日が流れ。 遠い夏の日に眺めていた蓼科山に登るなんて。 山頂からの景色が、あんなにも素晴らしかったなんて。 当時は想像もしてなかったな(^^)
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