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心が動いたひととき
(写真は、2019年12月撮影の彩雲です)
SNSの影響なのか、コロナの流行で訪れたアウトドア嗜好なのか、昔ながらの素朴な公園に、人が集まるようになってきた。
首からカメラをぶら下げた、週末の小学生とお父さん。
カメラが趣味の常連さんたち。
定番のスポットで、カワセミの登場を待つ人びと。
その前に三脚が何本も立ち、誰かの大きな一眼レフがズラリと並ぶ。
「三脚を使ってのカメラ撮影は禁止」と、園内放送が何度も流れるようになった。
公園散策の年配のご夫婦や、車椅子を押してのお散歩。
幼い子どもと遊びに来た家族。
毎日の犬の散歩。
三脚に道が塞がれて、きっと誰かが困ってる。
歩みの中で出会えた風景を撮りたい。
その順序を変えたくない私は、そこにカワセミがいれば撮らせてもらい、いなければ通りすぎ歩き続ける。
人が集まる前からずっと、ただそうしてる。
********
ある日、一眼レフを手に持った、髪に白色が混じる男性に出会った。
重いカメラを支え続ける腕力と集中力で、画像をぶれずに撮ることも技術のうち。
佇まいから、そう教えられた気がした。
カワセミ撮影のポジションをシェアする心遣い。
そこに居合わせた英語圏の方に話かけられ、カメラの専門用語に困っていた、私へのさりげないフォローまで······
そんな出会いに、心が動いたひととき。
最近、ひとりごとが長くてすみません(^^;
私はデジカメの機能も使いこなせず、ピントが合わないとスマホに頼ってますけども💦
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