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欠けてる思いが動かすもの
(写真はオーストラリア ダーウィン カカドゥ国立公園)
中学時代の部活動はテニス部に所属。
部員が多かった上に活動日も少なく、満足な練習もできないうちに卒業を迎えてしまった。
高校でもテニス部入部に迷いはなかった。
強い先輩がたくさんいて、外部からの専任のコーチもいて、部専用のコートもあって、大好きなテニスが思う存分練習できる最高の環境に思えた。
ところが、高校一年生の夏休み、コーチが急逝してしまったの。
昨日まで笑顔で挨拶を交わしていたひとが、突然いなくなってしまうショックや悲しみは、何度か経験していても慣れることはない。今でも。
亡くなったコーチが推薦してくれていた、他所の強豪高校への夏合宿参加も無しになった。
後任のコーチが来ることはなく、名前だけの部活顧問の先生が指導してくれる訳でもなく、先輩が後輩を指導をする形で練習は続いた。
高校二年生になった時、先輩から次期女子部長に指名された。
私よりキャリアや実力がある子がいたのに、ミーティングに参加していた全員が驚いた意外な人選。
男女合同練習の部活なので、強い男子の先輩が在籍しているうちは、玉だしや練習相手をしてもらえた。
代替わりして部活を運営する時に、私が練習メニューを考え、大会の申し込みなどの雑事も任されたのは、同級生の男子部長はテニスの初心者だったから。
友だちの存在に精神的に助けてもらい、卒業した先輩に時々見守られながら、朝練と放課後練習が、週に6日。
失敗もあったけど戦績も少しは残せた。
あの時やり切れたと思えるのは、高校時代という、限られた期間だったからかも知れない。
時を経て、やっぱり誰かにテニスを教えてもらいたい。
教えるプロの視点で指導を仰いでみたい。
大人になって再開したテニス。
コーチからのどんなアドバイスも嬉しくて。
欠点を直せれば、伸び代があるって事だよね(ポジティブ思考w)
前より進歩した点を言ってもらえると、もちろん嬉しい。
試合で勝てる気がしなかった相手に、いつの間にか接戦に持ち込めるようになれば、目に見えて成長できたようでこれも嬉しい。
自分の技術力や精神的なモノも大きいけど、組んでるペアとお互いを活かしあうスポーツなので、そこが最も難しい。
もしかしたら、そこがうまく行けば、結果以上に嬉しいのかも。
人生は正解がハッキリしなくて、結論がすぐに出なくて、自分で考えて判断して、精神的に甘えられない事ばかり······
試合でも結局、自分の経験や技術などから瞬時に、予測、判断、決断、実行するんだけど。
頭で考える余裕がない位、伯仲した試合展開の時が一番、力を発揮できる気がする。。(^^;
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