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「プライベートオンリーでは、全てテキストによる交流だったみたいでしたね」
「はい。セリカ上でも音声会話や顔出しは一切ありませんでした」
ファンの自作自演だというユーザーもいたが、プライベートオンリーでの交流はそんな感じは全くしなかった。
他の三人が何を話していたのかは知らないが、俺は有り無し問答と題して一問一答のようなことをしてくだらない交流をしていた。それはそれで面白く盛り上がっていた。
今思い返せば、表でもできる内容ではあった。わざわざプライベートオンリーでやらなくても多くのユーザーと混じりながらやっていても良かった。でも、ホワイト・カンバスは何も言わず、プライベート・オンリーで俺と交流していた。
「ちなみに、他の三名にはすでにこのサルベージ計画を実行してもらいましたが、全て失敗に終わっています」
「えっ、三人全員失敗?」
薫は目を見開いた。
「はい」
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