二 赤鴉宮(一)
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「あぁ――はい。甯々、この人はわたしの夫になる人だから、仲良くしてね」 甯々は人語を理解しているのかしていないのか、稜雅をしばらく注視した後、ぎゅるる、と鳴いた。 「わかったって言ってますわ」 「鳴き声が猫とまったく違うように聞こえるんだが」 「甯々って独特の鳴き声で素敵でしょう?」 「そ、そうだな……うん、独特だな……」 妃の機嫌を取るように、稜雅はこくこくと頷いた。
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