舎弟の恋。

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俺は、若の付き人の経歴を買われたのか組の傘下の組の将来若頭になる予定の男子中学生のお坊ちゃんの付き人になることになった。 長い間お世話になった組を出ていくのは寂しいけど、仕方ない。 もう俺は若の側にいられない。 「よろしくお願いします。坊っちゃん。」 「坊っちゃんて呼ぶな。」 「でも…。」 「充だ。」 「充さんでいいですか?」 「充くんで、いいよ。お前には許す。」 なんか懐いてくれたっぽい? その日、若から電話が何度もかかっていたけど、無視をした。 俺はもう若とは関わらないって決めたんだ。
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