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充くんとは、まあ上手くやっている。
兄さん方にはよく懐いたなと誉められた。
誰にも今まで懐いてないらしい。
俺は車で充くんを学校に送り、帰ろうとした。
そこに急に人影が見えて、助手席に入ってきた。それは、若だった。
「な、なんですか?若!」
「それは、こっちのセリフだ。いいから車を出せ。」
「はい…。」
久しぶりに会った若はやはり綺麗だった。
若の指定した駐車場に俺は車を停めた。
「なんで、出ていった?」
「若には関係ないです。」
「君、ショタコンなのか?」
「は?」
「今度の若はずいぶん若いらしいじゃないか。」
「充くんはそういう対象じゃないですよ。」
「じゃあ、何で俺の傍から離れた?」
「若が好きだから、違う人に片想いしてる若の側にいると辛いんですよ。」
言ってしまった。
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