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「それ、冗談じゃないですよね?」
「冗談で言うわけないだろう。」
「ですよね。」
「だから、俺の側にいて欲しい。だから、帰ってきてくれ。」
「若…。俺も若が好きで、辛かった。絶対叶わないと思ってたから。」
「じゃあ、帰ってくるよね?」
「向こうの親分に言ってみます。」
「俺からも働きかけてみるよ。」
「何だか夢のようです。」
「俺だって男同士で上手くいくわけないって思ってた。」
俺は思わず若に噛みつくような濃厚なキスをしていた。
ずっとこのままでいたい。
早く若の側に帰りたい。
でも、ちょっとやそっとじゃ帰ることができなかったんだ。
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