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「…っ!!」
―とてつもなく長い夢を…見ていた気がする。昔の…嫌な
夢。
最近、嫌な夢を見ることが増えた。小さいときの記憶を、夢として。
正直、思い出したくもない記憶。夢になんてならなくていいのに。
―最初は普通のどこにでもあるような幸せがあったのに…
なんでかなぁ…
そう、最初は幸せだった。途中まで、うまくいってた。
なのに、いつからだろう…。幸せが崩れていく音がして、その先には絶望と苦痛しかなかった。
幸せが崩れたらもう戻らないことを、
あのとき、知りたくなかった。
"本当の幸せ"を見つけられるとしたら…
今と…その"幸せ"は崩れたりしないだろうか―
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