珍しいお菓子を神棚にね

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珍しいお菓子を神棚にね

『拝啓、お元気にしていますか。 こっちは元気にしています。 この間、電話で話していた件を考えてくれましたか。出来れば、早いうちにお願いしたいです。 今のところ、キョウカちゃんに会えるのは婆ちゃんと、向かいの女将ぐらいで、あとはユカちゃんしかいません。ユカちゃんがキョウカちゃんに会えるのは奇跡なんですよ。 キョウカちゃんは集落の守り神です。そして話相手がいないと、集落から引っ越してしまいます。 前は、もっとキョウカちゃんと話せる者もいましたが、どんどん 居なくなりました。 集落が廃れてしまうと、下の街に 障りが出ます。キョウカちゃんには居てもらわなくてはなりません。どうか、ユカちゃんが話相手を引き継いでもらえませんか。 勝手を言いますが、改めて手紙を させてもらいました。 よろしくお願いします。 そうそう、ユカちゃん、キョウカちゃんは珍しいお菓子が好きやよ。』 終わり
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