俺たちの関係

別れの日

「…何、急に」

「急じゃない、ずっと考えてた」

この先きっと、何をしても宇野ちゃんが俺を好きになることはない

そんなの分かってた

分かってたけど、抱かれているときだけは愛されている気分になれた

所詮、大地の代替品でしかないのに

「いやいやいや、何、散々好きだって言ってきて要らなくなったらハイ終わりとか…ありえないでしょ」

「大地の代わりが欲しかっただけでしょ？じゃあ俺じゃなくても大丈夫だよ」

好きだった

愛されたかった

「宇野ちゃんが、俺の身体を欲しがったみたいに、俺も宇野ちゃんからの愛を欲しがってた」

でも、貰えることは無いって

気づいてたことに、気づいたから

「…終わりにしよう。明日からはまた友達に戻ろう」