4人が本棚に入れています
本棚に追加
やがて、桐壺の更衣は床に伏すようになり、宿下がりを申し出るようになりました。
実家に帰って療養したいというのですね。
しかし、帝は愛しさのあまり嫌がりました。
桐壺の更衣はどんどん体調を悪化させ、とうとうなくなってしまいました。
この最期のシーン、めっちゃ切ないんです。
日本には、穢れを嫌う風習があります。
女性の生理や怪我、死がそれに当たります。
宮中は神聖なものとされ、そこで死ぬことは許されませんでした。
そのため、桐壺の更衣も死ぬ間際宮中から去るのです。(大河ドラマの平清盛にも同じようなシーンがありました。めっちゃ泣けた)
帝は、「死ぬときは一緒と言ったではないか」と縋ります。
縋る系男子っていいですよね。
最初のコメントを投稿しよう!