光源氏が生まれる前の話

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それからしばらくして、高麗から来た使者の中に、人相見がいました。 帝はそんな場にも主人公を連れていき、人相見に主人公を見せました。 人相見曰く ●帝に相応しい人相 ●帝になると不幸になる ●臣下になるのもまた違う ●不思議な人相 帝は、今後の主人公の将来をどちらにするか悩んでいました。 1、皇族のままにする …しかし、後見人のいない主人公は、下手に政争に巻き込まれかねない。 2、臣下に下す …あまりにも出来がいいものだから、勿体ない気がする。 2を選び、しっかりと出世し、自らの力で地位を固めるのが一番いいと思うようになっていました。(主人公なら優秀なのでその力があるはずとも思った) 人相見の話からも、それが一番良い答えだろうと思ったようです。
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