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源氏も、確かにそうだなーと思いながら、
「そもそも一つも得意なことがない者はいるだろうか?」と聞きます。
「完璧な女と何もいいところがない女は同じくらい希少でしょうね」というのが回答でした。
そして、頭中将は「中流の女」の話をします。
中流の女は上流の女と違って個性があるのだとか。
下流になると興味は持てない、とバッサリ言います。
源氏はまた疑問がわきました。
その上流、中流、下流というのはどうやってわけるのだろう?
良い家柄でも父親が出世できずに貧しい暮らしをしている娘もいるだろうし、
あまりいい家柄でなくても父親が出世していい暮らしをしている娘もいます。
それはどうなるのか?質問をしていると、そこに左馬頭と藤式部丞が現れます。
左馬頭は風流男と呼ばれていたので、頭中将は仲間に入るように誘います。
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