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左馬頭はなおも続けます。
●家柄も今の環境も素晴らしいのに、平凡な娘だとガッカリする。
●地位にふさわしい素晴らしい娘ならそれはそれで特に驚かない
●父親が醜く、兄も優れていない家に、素晴らしい娘がいて、短歌が上手かったら、それほど本格的なものでなくてもおっと思うし。見つけた男は本当に嬉しい。
↑有名人に対する話みたいですよね。
平凡だったらガッカリして、逆にすごかったらそれはそれで驚かない。
最後の3つ目は、元の期待が低いからこその感想。自分だけが知っている優越感?
源氏は、自分が会った女達を思い出して、上流の中でも更に高貴な部類に入る者の中にも、この人と思える人はいないのに、と嘆きます。
この日の源氏は、真っ白い着物に、袴も着ず、直衣を羽織って、体を横にして寛いでいる。
きっちりとした姿よりもかえって美しく、こんなに素晴らしい人なら釣り合う女性を見つけるのも大変だろうと思えた。
(だからどんだけ以下略)
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