4人が本棚に入れています
本棚に追加
物語の冒頭で、大して位も高くないのに寵愛を受ける女が出てきます。
それが主人公の母です。
桐壺の更衣とよばれています。
帝の妃には位があります。
まずは中宮。
正妃のことです。
女御。
位の高い妃です。
弘徽殿の女御の父は大臣でした。
更衣。
位の低い妃です。
桐壺の更衣の祖父は貴人だったそうですが、父が早くに亡くなったせいで更衣になりました。
当時は父、祖父が早くに他界し、あるいは出世ができず、子供も冷遇される、落ちぶれるということが多々あったそうです。
そんな、位の低いはずの桐壺の更衣が帝に寵愛されるというのは、まさにシンデレラストーリー。
多くの若い女性が憧れる設定ですね。
最初のコメントを投稿しよう!