罪人の人権

　　　罪人の人権。

　　近代の世界の進歩は、人類の中でも類を見ないほどに目まぐるしく、
　よりフラットな常識へと変わっていっている。
　男女問題、ジェンダー問題、働き方改革。
　人花達は進歩をしようとそしてより全ての人が自由な日々をと、
　いろんな問題に口を挟む。
　けれどいつまで経っても、人類の一部には熱烈な罪人に人権なしと歌うもの達が蔓延る
　男女論を語るよりも、何よりも重要な問題が見過ごされてきた今、
　ふと有名人が不祥事を起こそうものなら地の果てまで追い回し、
　飽きるまで痛ぶる。
　まるで古代ローマのようだ、罪人は処する人権なんてない
　けれど僕たちが今生きるローマに休日はない。

　とっても残忍な時代だ。

　けれど誰もそのことに気付こうとすらしない。
　いや気づいているのかもしれない、けれど自分の弱さにも焦点の向けれない
　グズにはそんなこと目にも止まりゃしない、
　何故なら、自分の話を崩す人間を恐れ近寄らない様にしている
　自惚れだからだ。

　善と悪なんでも二元化で片付けようとしてるのなんて、
　意見を言う資格すらないのに。
　そんな奴らがよく言うのは、被害者が。
　何が被害者がだよ、知りもしない奴に場を荒らされて
　困ってるってんだよ、お前だって同罪だからな
　これが純粋な被害者の意見だろ
　それに加え、被害者のことを考えると
　被害者が〜なんて言うのは所詮身代わりだろ
　可愛い自分を守るための盾、
　盾と言えば聞こえが良いが、所詮は被害者を使い自分の論理を崩されない様にするだけの
　人質に過ぎなだろう。

　お前が可哀想だと言う被害者を、お前は気付かぬ間に身代わりにしてるんだ
　お前もおんなじ様なもんじゃないのか？
　けれど自分はいい。
　廃れた脳みそで生きてて何が楽しい？
　二つの判別しかできな能の何が楽しい？
　周りの意見に流されるような正義でお前は誰が守れるんだ？

　人間したいなら、人間を辞めることだ。

　この世が二つのもので出来ていないことを証明することは容易なはずだ、
　この世には第三の答えが存在する。それが多くの答えの一つになるだろう。