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第3話 『看板娘じゃァァァ』
ある日ババアはある少女と出会った。
その少女にはツノがあり、羽がある。ドラゴンの娘。
それを見たBBAはピンと来た。
「この娘を我が店の看板娘にしよう!!」
そう、とも子はテレビに飛びついた。
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まずはあの娘を見つける必要があった。しかし、少女はテレビの中の生物。現実世界には存在しない。
「まずは検索じゃァァァ!!」
BBAは押し入れを勢いよく開け放つ。
そこには地下に繋がる地下通路が繋がっていた。
湿っぽく薄暗い地下を降り、巨大な鉄の扉を開くと、そこには超巨大な研究室とスーパーコンピュータがあった。
「バババババ!! 昔ソ連軍から奪い取ったこのスーパーコンピュータ。これなら奴の居場所もすぐに見つかる!!」
ばばあは凄まじい速さでパソコンを操作する。そして一つの手段を見つける。
「異世界エレベーター、これじゃ!!」
とも子は早速、研究室の地下50階あるエレベーターを使い、異世界エレベーターという方法で異世界に行くことにした。
そして辿り着いたのは!!
「バババババ!! なんと!!」
一面に広がるはドットの世界。そう、初代スーパーマリオブラザーズの世界に潜り込んでしまったのだ!!
「じゃが、これは好都合じゃァァァ!!」
ばばあは立ち塞がるキノコやカメを張り倒し、要塞にたどり着く。
すると要塞から声が聞こえる。
「貴様、マリオじゃないな。何者だ!!」
「バババババ!! 名乗るほどの者じゃない。ここの姫様を攫いに来た!!」
そう言うととも子は要塞を破壊し出す。そしてトゲの生えたカメを絞め殺し、桃色のドレスを着た女性をマグマに突き落とした。
「バババババ!! さぁ、姫よ!! 来るが良い!!」
そんなばばあの前に現れたのは、髭を付けたマッチョなおっさん。
「オウ?」
しかもこのおっさんはドット絵ではない。
赤い帽子を被り、真っ赤なタイツを着たマッチョなおっさんはとも子に近づいていく。
「オバァァァサン、ココハ、アブナイ」
「お主が姫じゃな。わしの店の看板娘にならないか?」
「ノー! はなし、つうじない」
とも子はジョナサンと名乗るマッチョを連れて現実世界へと帰る。
そして「フリーハグ(初回のみ無料。その後は4000円」と書かれた看板を持たせ、店の前に立たせた。
【後書き】
娘じゃなくね?
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