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東鷹のカストラート
一幕 白椿の庭 https://estar.jp/novels/25843927
登場人物
秋朝志津眞(36)
秋朝伯爵家当主
父の急逝により十四で小藩丹羽の領主となったが直後に幕府体制解体、明治新政府樹立。
現在は華族令に則り帝都東京に本家を移したが、故郷をこよなく愛している。
秋朝商會、秋朝海運のほか造船、製鉄所など複数の事業を丹羽と関東で展開している。
沢良木桐吾(34)
沢良木家当主、志津眞の義弟。
丹羽藩筆頭家老、沢良木誉の次男。妾腹の庶子であるため十才まで城下で育てられた。志津眞の側近中の側近として仕えている。
ジェイ(19)
アーサー・ジェイムズ・フォール(本名ジャコモ・トリニアーニ)
イギリス国籍。元々は宣教団の歌い手として来日した銀髪碧眼のイタリア人。男娼として生きてきた。
去勢(睾丸を摘出)されている為か少年或いは少女のような容姿を保ち、美しく澄んだ高音で歌う。
秋朝志弦(18)
志津眞の長男。跡取りだったが病弱ゆえに廃嫡となり、丹羽に戻った。
闘病生活の中、ジェイの絵を描く事が生き甲斐となっている。
三原嘉之丞(35)
三原家当主
父の代まで家老職を務めた丹羽名門の家柄。志津眞の側近として幼少期から秋朝家に仕え、現在は国元にて留守居役を務めている。実直な侍気質。
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和鶴 志津眞の亡妻、桐吾の異母姉
和眞(17) 志津眞の次男、秋朝家の後継者
和与子(15) 志津眞の長女
千和子(12) 志津眞の次女
和喜(9) 志津眞の三男、末子。志弦と共に丹羽に戻った。非常に腕白な性質。現在は秋朝家の菩提寺、笙寛寺に預けられ行儀見習い中。
エマ(リリー・エマニュエル・フォール) ジェイの妹、和喜と同い年の美少女。
ウィリアム・マクレガー 丹羽の外国人居留地内イギリス自治区の判事。ジェイとエマを白椿の咲く自邸に匿っていた。旧知の仲である志津眞に二人を託し本国へ戻る。
坂下暢治 元丹羽藩家老職。出身は商家だが一代限りの扶持を与えられ藩に仕えた。現在は家令として秋朝家を支えている。
園 秋朝家の女中頭、志弦に従い丹羽に戻った。厳格な性格。
隆寛上人 笙寛寺の住職。秋朝家の血縁者
西院 先代丹羽藩主の側室、和鶴の伯母
沢良木誉 故人。志津眞の舅、桐吾の実父
沢良木郁 故人。志津眞の姑、桐吾の継母
沢良木伊織 桐吾の異母兄
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